流産の悲しみから抜け出せないまま、
次の病棟実習へ行きました。










それも最悪。
母性の実習です。





母性の実習では、
陣痛から産褥、新生児も扱います。








わたしは元々助産師になりたくて、
看護学校に入学しました。


本来なら楽しみで仕方ない実習のはずですが
この時は苦痛でしかありませんでした。












すれ違う妊婦、褥婦が
敵にしか見えなかったのです。







あなたには無理だったけど、
私は赤ちゃんを育てられる妊婦よ。



あなたには無理だったけど、
私は元気な赤ちゃんを産んだの。








どこからともなく、
聞こえてくる気がしました。










私だって数か月後には、
ここの患者だったかもしれない…。


なんで私はナース服来て、
こちら側に立っているんだろう…。















分娩室から聞こえてくる、
痛い!もう無理!
の声には




産めるだけありがたいと思え。










じゃあ代わってあげるから、
私を妊婦にして







と心の中で叫ぶのでした。
















大好きだった赤ちゃんも、
全く可愛いと思えませんでした。












実習が終わる頃、
私は助産師にはなれないと思いました。










次回は卒業論文と就職のお話です。






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